弔事の着物

着物には格式がありますが、主に注意するシーンは慶事と弔事です。

慶事では既婚女性は紋付の留袖、未婚女性は振袖が格式が高く、この二つに準ずるのが訪問着や付下げになります。

結婚式に和装で列席される場合、立場に応じて上記の着物をお召しになっていれば間違いありません。

それでは逆に、弔事の着物は何を着ればいいのでしょうか。

喪服には、正喪服・準喪服・略礼服の三つがあり、黒無地五つ紋付が正喪服になります。最近の通夜葬儀では、ご家族などごく近い間柄の方だけが和装を着ることが多いようです。

参列者の場合、和装は格式張って見えるので立場によってはちょっと躊躇してしまいます。

(先日葬儀でお見かけした方はグレーの色無地に黒喪帯で参列されていて、あ、これはとてもいいチョイスだなと感じました)

着物の喪服は礼服の一種という扱いになります。黒無地五つ紋付は正喪服。グレーや紫など暗い色の色無地は黒喪帯と合わせて準喪服になり、親族でも三回忌以降の法要に着ることが出来ます。

弔事は急な場合が多くお悔やみの場ですので、女性は特に着るものに気を使います。

ただ、身だしなみに気を付けて失礼のないように振る舞うのはもちろん大切なことですが、一番失礼なのは他の参列者の着るものにあれこれ陰口を言うこと。これに尽きるかと思います。

礼儀作法に振り回されて、お見送りの気持ちや大切な方を亡くされたご遺族への配慮をほったらかしにしていては、本末転倒です。

お悔やみの気持ちと寛容さを、くれぐれもお忘れなきように。

結婚式列席コーデ

後輩の結婚式に夫婦で参列してきました。

五月後半だったので袷にするか単衣にするか、ギリギリまで悩みましたが、、

ご両家お母様は袷の黒留袖だろうなぁ・・・ということで、袷を選択。

暑い日が続いていた時期だったのですが、曇りでそれほど気温が上がらず助かりました💦

結婚式は礼装必須なのですが、式場のタイプによってコーディネートも違ってくるかな、と思います。

今回の式場はザ・ストリングス表参道。https://www.strings-hotel.jp/omotesando/

古典柄の訪問着や色留袖は少し場違いな雰囲気でしたので、ネオンカラーの色無地一つ紋付にシルバーの袋帯を合わせて、あまり仰々しくない洋服感覚のコーディネートに。

パールの帯締めと薄紫の絞り帯揚げは夫のチーフと色を揃えて、ちょっと統一感を持たせてみました。

お祝いの席へのご招待は、嬉しい気持ちも相まって、いつも以上に着物を選ぶのが楽しかったです♪

譲り受けた着物

着付師をしていると、「着物を譲りたい」と言われることが結構あります。

皆さん家で眠っている着物を持て余しているのでしょうね。

私は仕事で衣装用に貸し出したりすることもあるので、お申し出は有難く受けるのですが・・・

必ず実物を確認してから引き取るようにしています。

中にはシミ・カビ・色褪せなど、状態の悪いものもあるので、そういったものはしっかりお断りします。

昨今は古着を捨てるのも容易ではありません。着物に限らず、他者から品物を安易に受け取らないようにするのも、ストレスを溜めず、人間関係を円滑にするコツかもしれません。

写真は義祖母にもらった一つ紋の色無地。お茶会に重宝しそうです。その他、泥染めの大島紬と袋帯をゲットしてきました。

おばあちゃんありがとう~✨

洗える色無地

 

中野のリサイクルきもの・三喜屋さんへ仕入れに行った際、

ついでに自分用の着物も買ってきました。

以前から欲しかったポリエステルの色無地。

お値段2,200円!お手ごろ価格で大満足です。

アイロンかけてないのでシワが目立ちますね(^^;)

天候の悪い日に正絹を着るのは、裾汚れなどが気になって憂鬱なんですが…

化繊だったらぜんぜん気にならな~い♪

紋無しなので正式なお茶会はNGですが、一枚持っていると、いざという時しれっと着られて安心です。

絽は持っているので、あとは単衣が手に入れば、洗える色無地コンプリートです!

初釜着付け

私の通っている茶道教室では、まん延防止法発令前に滑り込みセーフで初釜が開催されました。

普段洋服でお稽古に来られる社中の皆さんも、この日ばかりは着物姿で集合!

新年を迎えた茶室は、華やかで厳粛な空気が漂います。

豪奢な総絞り振袖姿のお嬢様は、私がお着付けいたしました。お母様の振袖だそうです。

可憐なピンクの色無地をお召しのお嬢様は、自装が上手に出来るようになった一蝶の生徒さんです。

最近は若い方が和文化に興味を持って、茶道や着付けに積極的にチャレンジしていらっしゃいます。

嬉しく頼もしい限りです・・・✨