秩父夜祭生中継

数年前、富山県八尾町風の盆生中継ゲスト着付けを承りましたが、ご縁あって同じシリーズのお仕事ご依頼いただきました。今回は壮大な笠鉾・屋台と冬の花火で有名な秩父夜祭です。

前回と同じくスタイリストは藤原わこさん。司会は三宅民夫アナウンサー。ゲストの羽田美智子さんの衣装は白瀧呉服店さんからのリース品です。淡いグリーンの絞り訪問着+銀地に鮮やかな色の四季草花を配した袋帯は、本当にとっっても!素敵なコーディネート✨お召しになった羽田さんもとても気に入ってくださいました♡♡♡

白瀧さんの若女将とは茶道教室で知遇を得て今回お世話になったのですが、さすがの品揃えと丁寧なご対応に感動でした。ご縁って本当に大切です。。

白瀧呉服店 | 創業嘉永六年 東京で一番大きい呉服専門店

2025年は色々ありましたが、師走に嬉しいお仕事が出来ました。

子供用トルソー

ようやく秋らしい気温になりました。さぁ、着物ハイシーズンの到来です。

七五三や結婚式、叙勲式など、10月~11月は着物イベントが多くなりますが、特に多いのが七五三。

一蝶でも七歳着付けを教えていますが、今までは大人用トルソーの高さを調整して練習をしていました。しかし、さすがに体つきが違いすぎて着せづらく、、、この度ようやく子供用を購入しました。

少し割高でしたが、グラグラしないように二本足トルソーです。着せやすい~♪

ご自身でお嬢様の着付けをしたい!と通っている生徒さんが、現在がんばって練習中です。

映画撮影のお仕事『遠い山なみの光』

※お問い合わせメールフォームの不備が長期続いていましたが現在復旧しております。ご不便をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。

昨年夏ごろ、山梨、群馬、千葉など各地で撮影していた映画が本日公開しました。

ノーベル文学賞受賞作家、カズオ・イシグロ原作『遠い山なみの光』

映画『遠い山なみの光』

主演・広瀬すずさんの着付け担当しました。

短いシーンですが、紬とモダンな柄の帯は印象に残りそうです。

広瀬さん、普段の着物衣装は赤が多いらしく(ちはやふるの影響?)とても新鮮だとおっしゃっていました。

その他大勢のエキストラさんを着付けたり、長崎出身の伯母が戦後状況のアドバイスをしたりと、色々な面でかかわらせてもらいましたので、とても思い出深い仕事の一つになりました。

今年の夏は邦画の話題作盛沢山ですが、こちらもぜひチェックしてみてください!

成人式の傾向

遅ればせながら 明けましておめでとうございます

今年も怒涛の成人式3回戦たくさんのお嬢様をお着付けしてきました。

ヘアメイクほどではありませんが振袖の流行にも年ごとの傾向があります。今年は特に着物の色柄よりも小物で個性を出したコーディネートが目立ちました。

デニム振袖にバックルハーネス+黒ブーツ。ツインテールにヘッドドレス+総白レース振袖+厚底ローファー。などなど、個性豊かで楽しかったです。

中でも衝撃だったのが、メルカリで振袖を購入したという方。アンティーク調でとても状態がよかったのですが、ネットだと写真と色が違ったりシミが見つかったりするので心配じゃありませんでした?と伺ったところ「安いからダメもとでいいかと思って」とのこと。長襦袢や小物類も全てネットや中古店で購入したのでトータルかなりお安く済んだそうです。い、今時だわ、、、

そのお嬢様はもともと着物の知識があって、昭和レトロなものを探していたのでこうした揃え方が出来たのですが、着物をご存じない方が安易に真似すると失敗しますのでお気を付けください!

一生に一度の晴れ着です。これから準備する皆様、くれぐれもご慎重に。。

成人式ではありませんが今年の振袖帯結びです♪

今年で最後かもしれない

毎年恒例の帝京大学文化財実習授業に行ってきました。

着物・装束についての入門編を学生さんたちに講義したり、狩衣や直垂などのレプリカ衣装(中世史学者の故・義江彰夫東京大学名誉教授作成)を実際に着せたり着たりしてみるという、私自身にとっても貴重な体験となる実習授業を長年担当してきましたが、カリキュラムの関係で今年がラストになりそうです。

レジュメの準備も慣れない講義も試行錯誤の繰り返しでしたが、学ぶことの多い有意義なお仕事でした。

研究者でもない私に授業を任せてくださった、帝京大学名誉教授の岡部昌幸先生には感謝してもしきれません。

また、毎年熱心に授業を受けてくれた歴代学部生の皆さん(中には単位にならないのに来てくれた聴講生も!)。本当にありがとうございます。参加型実習授業なので皆さんの協力なくしては90分持ちませんでした。

4回授業のラスト1回がまだ残っています。

確実に時間オーバーしそうですが…

がんばってきます!

九月も浴衣!

史上まれにみる暑い夏でした。というか今もまだ暑いのですが、人の体温並みの気温から30度くらいまで下がると、相対的に涼しくなってきたように感じます。慣れってすごいですね・・・

そんな温暖化の影響もあり、浴衣シーズンはどんどん長くなっています。

口やかましい着物警察は文句言いそうですが、着物季節区分なんて、気温とご自身の体感で判断すればいいので私的に着るものには何の問題もありません。そもそも結婚式場なんて一年中袷の留袖着せてますし。(絽の留袖は黒が薄く見えて安っぽいから。だそうです。なにその理由)

そんなわけで今年も6月くらいから長々浴衣着付けしてきました。帯結びもたくさんアレンジしましたのでご紹介します。(全て赤坂美風BiFUでのお仕事)

着付ける場所もお客様も違うのですから、数種類の変り結びをローテーションしていればいいのですが、何しろ飽きっぽい性格なので、毎年あれこれ試行錯誤しています。

浴衣は使うアイテムも少ないし、半幅帯も兵児帯も扱いやすいので、2ヶ月しか着ないのはもったいないですよね。ぜひ5・6・7・8・9月くらいまで浴衣期間拡大して楽しんじゃってください。

不自然な浴衣

猛暑続きで浴衣すら来たくない・・・と思っていましたが、

行先は様々でしょうが、週末の池袋・新宿などターミナル駅の構内では浴衣着てる人をたくさん見かけます。

私も先日所用で浴衣を着る機会がありましたが、ここまで暑いと洋服でも浴衣でも体感温度に変わりはないな。。とよくわからない達観に至りました。

そんな折、夏によく見かける浴衣ポスターで衝撃的な着付けを見つけてしまいました。

おはしょりの長っっ・・・!!!

衣紋抜けてないのはまぁありがちなんですが、いかんせんおはしょりが通常の倍以上の長さになっているのがびっくりです。それも広告主は天下御免のJR。

撮影中誰も突っ込まなかったのか!?着付師雇うのケチったのか・・・?

浴衣ぐらいチャチャっと着せられるでしょ?と考えているディレクターさんも中にはいるので、もしかしたら現場の女性誰かが無茶振りされたのかもしれません。

そんな状況が想像できるだけに、着付師の仕事って軽く見られてるんだな。と切なくなります。

広告に和装を採用してくれるのは普及効果もあるので嬉しいのですが、今回はショックの方が大きかったです。

細かいことかもしれませんが、せっかくならきれいに仕上げてほしかった。

JR車内あちこちに吊り広告出ています。ご覧になってみてください。

プロスタイリストのアンティーク着物コーデ

だいぶ前(昨年末…放映待ってから、なんて思ってたらすっかり忘れてた💦)に撮影した「ぐらぶるTVちゃんねるっ!」お正月特番の着付けのお仕事。

いつもお世話になっているスタイリスト・藤原わこさんのアンティーク着物コーデがとてもチャーミングなので見てほしい✨✨

MCは声優の加藤英美里さん。撮影場所は神田明神です。

これまで私が担当した藤原さんの着物スタイリングは、どちらかと言えば正統派で上品な感じが多かったのですが、今回は加藤さんのキャラクターとロケ現場の雰囲気にあわせて、ハデハデポップなコーディネートになりました。

仕事の内容に合わせて変幻自在・・・さすがプロスタイリスト!

いつも刺激がもらえて楽しくて、一緒にお仕事するのが楽しみな方です♡

弔事の着物

着物には格式がありますが、主に注意するシーンは慶事と弔事です。

慶事では既婚女性は紋付の留袖、未婚女性は振袖が格式が高く、この二つに準ずるのが訪問着や付下げになります。

結婚式に和装で列席される場合、立場に応じて上記の着物をお召しになっていれば間違いありません。

それでは逆に、弔事の着物は何を着ればいいのでしょうか。

喪服には、正喪服・準喪服・略礼服の三つがあり、黒無地五つ紋付が正喪服になります。最近の通夜葬儀では、ご家族などごく近い間柄の方だけが和装を着ることが多いようです。

参列者の場合、和装は格式張って見えるので立場によってはちょっと躊躇してしまいます。

(先日葬儀でお見かけした方はグレーの色無地に黒喪帯で参列されていて、あ、これはとてもいいチョイスだなと感じました)

着物の喪服は礼服の一種という扱いになります。黒無地五つ紋付は正喪服。グレーや紫など暗い色の色無地は黒喪帯と合わせて準喪服になり、親族でも三回忌以降の法要に着ることが出来ます。

弔事は急な場合が多くお悔やみの場ですので、女性は特に着るものに気を使います。

ただ、身だしなみに気を付けて失礼のないように振る舞うのはもちろん大切なことですが、一番失礼なのは他の参列者の着るものにあれこれ陰口を言うこと。これに尽きるかと思います。

礼儀作法に振り回されて、お見送りの気持ちや大切な方を亡くされたご遺族への配慮をほったらかしにしていては、本末転倒です。

お悔やみの気持ちと寛容さを、くれぐれもお忘れなきように。

秋の恒例 大学実習授業

猛暑が去ってようやく秋らしくなってきました。

この時期に毎年ご依頼いただく、大学での装束と着物の実習授業に行ってきました!

帝京大学名誉教授・群馬県立近代美術館特別館長の岡部昌幸先生が担当されている美術史授業の一環です。

私の授業は、公家・武家装束、江戸時代庶民の小袖、現代の着物、といった内容。講義ばかりだと眠くなっちゃうので着装実習と半々にしています。

最初は大人しい学生さんも、大学所蔵の装束模造品を実際に試着させたりすると途端にテンションあがります( ´艸`)

装束史は内容が複雑で4回の講義で理解するのは難しいのですが、少しでも和装に興味を持つきっかけになってもらえれば、、と思っています。

ちょうどハロウィン近かったので、本格的な装束コスプレ大会?になりました~